(※当時の情報なので、現在は違う可能性がありますのでその点はご注意ください。)
今回ネパールを訪れる際、
『紅茶農園の映像を撮りたい』
そんな気持ちで、ネパールでドローンを飛ばすことを思い立ちました。
海外でもそうですが、日本同様ドローンの規制があります。
なので、海外でドローンを飛ばすにはある程度調べていかなければなりません。
そこでネパールのドローン事情を調べていくと、、
ツイッターで『個人のドローン撮影は禁止されています』っとの投稿。
『これはだめかなぁ』と思って、『drone nepal』で調べると、
ネパールでのドローンの飛ばす為の申請方法や規制について結構たくさんの情報がありました。
また、ネパールでドローンを飛ばして捕まった人たちの情報もたくさん。
(なぜ捕まったかにはこの後解説)
そんな中、私がネパールでドローンを飛ばす判断に至ったことを書いていきます。
『ドローン＝悪』と思っている方も多いので、ぜひ最後まで見ていってください。
私がネパールでドローンを飛ばすに至った３step
日本にいる間にある程度の情報を収集する必要があります。
その１：日本大使館に連絡をする
まずは日本大使館に連絡し、数日で回答が来ました。
長文だったので訳すと
『具体的にわからないので、〇〇へ連絡してください』っと。
ネパール航空局のURLとメールアドレスを渡されました。
タイの日本大使館にも同様のメールを送ってみても、同じような回答がきます。
基本的に日本大使館では具体的に教えてくれないことがわかりました。
責任を負えませんもんね。
その２：CAANに行って、実際のドローン事情を聞く
最終的にはネットの情報で申請方法などを把握した上、
それだけでは判断できないと思い、
現地の航空管制当局(CAAN)に行ってきました。
こちらの建物の２階にドローンの担当者がいます。
その方に聞くと、、
私：『ネパールでドローンを飛ばすことはできるのか？』
担当者：『not difficult』
難しくないそうです。。
が、逮捕される方の多くは空港の近くや国立公園、
軍事基地など公営の施設の近くで許可なくドローン飛ばしているそうです。。
ドローンをおもちゃと考えている人が多いのは仕方ないですね。
それから色々と話し、
私は知人の敷地内４箇所で飛ばす予定だったので、そのフライトスケジュールを伝えると
３箇所では飛ばしていいとのこと。
残りの１箇所は空港が近いので、申請が必要であること。
こちらがもらった申請用紙です。こちらで申請する必要があります。
申請してから数日かかって許可が下りる感じになります。
よし飛ばせるぞ！
っと思いますがまだ早いです。
ここは海外。
何が起こるかわかりません。
最大限リスクを減らすために次のことをしました。
その３：○○関係にコネがある人と一緒に
日本でもそうなんですが、いくらドローン飛行許可を取っていても、
現地の住民や警察官が知らないことが多く、通報されて警察がくるなんてことも。
日本なので、許可書や説明をすればなんとかなりますが、
ネパールで同様な状況になった際、どんな事態に発展するはわかりません。
なので、海外ではいくら申請をもらったからと言い、何が起こるかわからないのです。。
私は飛ばすか迷っていました。
が、たまたま今回、ネパール人同士のつながりで同行していた中の一人が、
政府関係の方だったので、彼らと話しあった結果、飛ばすことを決めました。
何かあった際に対応してくれます。
ネパール人ということもあり、ドローン見たさに『ここはOKだよ！』ということもありますが、
ダメな地域な場合も多いので、注意が必要ですね。
不安はありましたが、
ドローンを飛ばす当日、現地では警察の偉い方もドローンのフライトを見てくれたのはびっくりしましたが、、笑
そんな感じで私はネパールでドローン撮影をしました。
ドローンを飛ばす上での注意点
『ドローンは禁止です。悪いものです。』
確かに、ドローンはおもちゃではなく、飛行機であり、
飛ばした責任は全部自分。
また海外ではドローンの規制は常に変わる可能性があるので、
むやみやたらにそこら中でドローンを飛ばす人が増えると、
日本人としての評価も下がる可能性がありますからね。
しかし、ドローンは普段見えない風景を私たちに提供してくれます。
これってとても素晴らしいと私は思います。
・その国の法律を調べる。
・現地の申請局へ実際に行って聞く。
・できれば、信頼できる現地パートナーと一緒に飛ばす。
リスクを最大限減らしてドローンを撮影することは
海外においてとても大切なことだと、
今回のネパールでのドローン撮影で感じました。
(最初にも書きましたが、この情報が全てではありません。
以前ドローンをネパールで飛ばした知り合いの方が飛ばした地域は、申請なしでもOKでしたが、
現在申請が必要になっていたりと常に規制が変わってきています。)
