ネパール紅茶買い付け日記

【ネパール紅茶買い付け日記④】冬の紅茶農園を訪れました!

やっと紅茶農園のあるイラムまでいきます。
今いる場所からイラムまではジープで移動します。

だいたい3時間ですね。
3時間でも山に沿った道なので、酔う方が多いかも。。

そして、ジープに乗る人数が

驚異の、、

14人!!!

このジープは日本で考えると8人乗りです。
しかし違います。。
・前 4人(運転手含む)
・中 5人(子供を膝にのせている)
・後 5人(子供を膝にのせている+私)

いや、、、
もう席に4人座るのはいいけど、前に4人はどうなの!?
運転席に2人座っているという不安この上ない状況です。笑

そして、14人に1人途中で加わります。
『どこにはいるの!?』
と思う方もいるかもしれません。

正解はここです。
 いやすごいですね。

40分近くこの状態でしたから。この人。
運転手もちょっと配慮してるのか40~50キロくらいに抑えて運転してましたね。

ここら辺は向こうの日常なので、もう慣れました。

そして、3時間車に揺られながら到着!
 ネパールの茶園です!
敷地が有り余っているので、ほんと広〜いです!

広大な敷地で、高地で、農薬を使っていません!
そして、この敷地全て農婦によってハンドピッキングで茶葉を摘んでいきます。

オール!オーガニック!!!

これはネパールだからできることでもありますね。

今回、買い付け日記となっていますが、いまの時期(2月中旬)はまだ紅茶が取れる時期ではありません。
残念ながら。
だいたい、3月半ばから工場がスタートします。
なぜ、今回行ったのかというと、
・ネパールの結婚式
・茶園のオーナーと話すこと
・冬の茶園の状態を見ること

茶摘みが始まってからいくことは誰でもしていますが、全く動いていない時に行っている方はなかなかいないと思います。
また、私自身どうなっているか見たかったのと、ネパールの文化に触れたかったので今回のネパールの訪問につながりました。

茶園が休みの時に見れる光景です。
場所によってこのような場所があります。
もっと近くで見ると、、、

枝の部分がカットされています。

いくつか理由はありますが、
今回は老化を防ぐためだそうです。

やはり、同じ枝から出た葉のみを摘んでいると木から取れる茶葉の生産量が低下していくんですよね。

なので、徐々に農園全体の茶葉の生産量を安定させるために、このような作業がとても大切になっていきます!
切った枝からは新しい芽が出てきていますね〜。

こういうのを見ると赤ちゃんを見るように愛おしくなってきます♪
そして、どんどんこのように、新しい葉が出てき、枝となり、春頃〜夏から茶葉が取れるようになってくるんですね〜

なかなか見れない光景なので、とても貴重な体験でした!

私は『ネパールをもっと知りたい』という思いで、紅茶に出会いました。
紅茶は全くの素人でしたが、実際に現地で目で見て、テイスティングをして、比較をして、生産者の声や、働いている方々を見ているともっといろんな方に飲んでもらいたいという思いに変わっていったことを思い出します。

そして、私が実際に提供するのであれば、
『生産者がわかる物を取り扱いたい』
料理でもそうですが、作っている人が見えるのって安心感がありますよね。
私はそれをとても大切にしています。

なので、まずは一度ネパールの紅茶を飲んでください。
紅茶の美味しさにきっと気づくはずです。